荒川正明    私がやきものに興味を持ちだしたのは、学生時代からです。大学で専門にやきものを学んだことはなく、単に大学のサークル活動がきっかけで、あくまで遊び半分でした。史学部というサークルは、当時、根津美術館の奥田直栄先生が顧問をされ、戦国時代の城郭跡などの発掘調査を中心に活動していました。茶道史や陶磁史に詳しい奥田先生は、中世から桃山時代にかけての陶磁器の年代観を確立するために、中世城郭跡など... (2018-3-8)

三谷 晴弘  現在「日本画」と呼ばれている絵画の定義は、絹や和紙に岩絵具を使って描かれた絵画をいうのが一般的です。この絵画技法は中国で生まれ、敦煌の壁画などにも使われていて鮮やかな色彩を今に伝えています。その後技法は日本にも伝わり大和絵など通して発展しましたが、中国では時代が下るにしたがって水墨画が主流になりました。  戦前までの主な日本画の形態には軸装(掛軸)・巻物・屏風などがあります。中でも... (2018-3-8)

「美術品」や「アート」は見に行くだけでも心が豊かになり、楽しい気分になったり、考えさせられたり、遠い昔の名も無い作り手に想いを馳せる楽しみとなります。ですが、それらが実際に「生活の中にある」というのはまた違う豊かさを人生に与えてくれるものです。とはいえ、使えるものから鑑賞を目的としたもの、手頃なものから手が届きそうにないまで様々です。また、普段使いのものと「美術品」を区別したいと思う方もおられ... (2017-4-4)

※この記事では、ギャラリー・画廊・古美術店を総称して「ギャラリー」としています。また、「ギャラリー内」を「店内」を表記しています。  ギャラリー巡りに慣れない方にとって、わからないことや気になることが幾つかあると思います。特に気になるのがスタッフの目線、展示物の扱いやそのお値段についてではないでしょうか?気持ち良くギャラリー巡りをしていただくために、幾つかの疑問や不安に答えていきたいと思います。 •... (2017-3-19)

北原照久 僕は京橋生まれ、京橋育ちです。生まれてから結婚して家を出るまで……30年近く住んでいました。実家はスポーツ用品店と喫茶店。小学生時代からずっと買い物のお手伝いをしていますから、街のことはくまなく知っています。 京橋には当時から骨董品屋さん、アンティークショップも多く、僕はそういうお店に入っては、珍しいものを見せてもらっていたんです。なかでも『古典屋』というお店によく遊びに行っていたのですが... (2017-3-19)

東京アートアンティーク2016  特別企画座談会を開催2日目のの4月15日(金)18:30より開催いたしました。会場はコートヤード・バイ・マリオットステーション4階の会議室、シティカンファレンスで、予想より多くの方にお越しいただき、席もほぼ満席となりました。この座談会のゲストである町田市立博物館学芸員の矢島律子氏と常盤山文庫主任学芸員の佐藤サアラ氏、東京アートアンティーク参加店である繭山龍泉堂の川島公之氏の司... (2016-5-10)

矢島律子 町田市立博物館学芸員 こうして、「中国陶磁うつくし」展準備を始めた頃、関係者からなんか面白い仕掛けを考えろよと言われ、悩んでいたところ、東京国立博物館の三笠景子氏からそのころ東洋館では中国陶磁の特集展示をしますよと情報をいただき、じゃあなんか繋がろうよということになり、相互の講演会への協力とか、広報協力とか考えました。さらに、もっと街に出ようよ、ということになって、東京アートアンティー... (2016-2-24)

 平成2(1990)年4月に私が壺中居に入社してから、早や四半世紀の時が経ちます。その翌々年11月のこと、故・小山岑一先生(1939-2006)の作陶展を開催し、初日夕方にオープニングレセプションを行うべくぼちぼち諸準備をしていますと、或る紳士が風呂敷を抱えてひょっこり御来駕され、「岑ちゃん、つまらんもんですが、今晩使ってくださいな!」と解かれた風呂敷の中身が実に立派で美味しそうな握り鮨の大桶なのでした。小山... (2015-3-25)

寺下真理子さん   ――まず、お店の特徴の特徴から教えてください。 寺下 扱っているのはオリエントの古美術です。西アジア中心で、メソポタミア、ペルシア、エジプト、ギリシア、ローマといったところまで扱っています。店も小さいし、私自身、小さいものが好きなので、展示されているのは小さいものが多いですね。 ――「小さいもの」が好きになられたきっかけとかあったのでしょうか? 寺下 以前、私はオリエントの古美術を日... (2014-4-22)

白洲信哉さん、青柳恵介さんと東京アートアンティークを歩きませんか? それぞれお気に入りのお店に案内して下さいます。 お二人が どんなものに目をつけて、お店のご主人とどんなお話をするのか楽しみですね。 もしかしたら奥から秘蔵の品が出てくるかも...。   ツアー申し込みは終了いたしました。 たくさんのご応募ありがとうございました。 プロフィール  青柳恵介(あおやぎ けいすけ) 1950 年東京生まれ。国文学者... (2014-4-20)