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漢 青銅 方壺(明器)

中国の青銅器の変遷を詳しく書き出すとキリがなく、また詳細な説明には膨大な文字数を要しますので大まかな流れだけ書かせて頂きます。

青銅器は(伝説的な夏王朝に関しては諸説あるのでここでは省かせて頂き)殷周時代から、神々と王を繋ぐ極めて重要な祭器として造り続けられて来ました。春秋戦国時代に入り王の権威が弱まると祭祀的な意味合いも薄れ、秦漢時代に至っては王侯貴族の日常生活を担うモノになって行った様です。
それに伴い紋様も神への畏れを表した神聖かつ重厚なものから浅く装飾的なものへ移行して行き、春秋戦国には新たに金銀象嵌の技法が生まれ、更に漢においては簡素な加彩のみの品も散見される様になります。

さてそんな中、本品は装飾のないシンプルなミニチュアの方壺で、墳墓への埋葬用のいわゆる明器です。
素文なだけに見所は主に姿形になって来ますが、並み居る同手品とは明らかに一線を画する美しいフォルムを持ち、小振りながら通常の明器よりかなり厚手で、上質な銅が使われている為か非常に秀麗な錆に覆われています(銅質が良くないと見すぼらしい錆になりがちです)。

モノの優劣というのは常日頃 多くの遺品を見て比較していないと判断しにくいところですが、風招では青銅器には常に格別の愛着!?を持って観察しておりますので、本品のクオリティには自信を持っております!
フォトジェニックとは云えず、また派手なアピールもない品なれど、この深い味わいはなかなかに得難く、永く愛玩に足る謂わば通好みの逸品と云えるでしょう。

◆ 高さ9,2cm。漢時代。差し蓋箱付き。
 共蓋が失われていない点も稀少。

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