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松喰鶴文  平安方鏡

このコロナ禍で5月末日までの一ヶ月半ほど弊店も休業を余儀なくされておりましたが、6月に入り店を再開するに当たり、何か弊店のアイデンティティとも云える品を出品する事にしました。どうも無意識の内に自分にとって思い入れのある品ほど後回しになっている事に気付いたからです。…という訳で先ずは方鏡を。


鏡は古来、廣瀬都巽の名を挙げるまでもなく、考古仏教美術数奇にとっての必須アイテム!
増して方鏡とあれば垂涎の的!であった訳ですが、どうも昨今コレクターの傾向は鏡から遠ざかっているようで如何にも寂しい限り。骨董にも流行り廃りはあるので仕方がないとは云え、鏡はますます関連業者だけのコレクターズアイテムになってしまっています。

さてそんな中でも非常に数が少なく上手の方鏡は、コレクターズアイテムの筆頭に位置するもの。丸いモノが四角いだけじゃないか、と云われればそれまでですが、まあそんな事を云っては骨董なんて成り立ちません。

そもそも鏡は映らなければならないので白銅質のものであり、方鏡ももちろん例外ではありませんが、本作は青銅質。なぜでしょう?
その意味するところは本作が経塚埋納用に制作されたと考えられるから。高価である錫の含有率が高い白銅鏡は当時から高級品だった訳で、映る必要のない埋納用には安価な青銅で充分だったのでしょう。

図柄は定番の松喰い鶴。キャストは鶴の羽根・松の葉までしっかり鋳出されており、埋納鏡としてまずパーフェクトに近いと言えるでしょう。

いつかは扱ってみたいと夢見ていたモノだけに、正直しばらく手元に置いておきたいという気持ちがあった事は否めませんが、思い切っての出陣です。宜しくお願いいたします。

 

◆ 幅:10,1cm、高さ:10,9cm。平安後期、藤原時代。

右列下段は廣瀬都巽の蔵鏡図録より。都巽蔵品にして鏡数十面の内、方鏡はわずか三面しか収録されていません。

◎ 恐れ入りますが、お値段等は090-4450-8127、又はメールにて。方鏡と云えば数百万はするイメージですが、本作は白銅鏡ではないのでそこまではしません。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

参考価格:お問い合わせください

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