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李朝三島 大徳利

頸の飛んだ三島の大徳利。
こよりを転がした窪みに白土を埋めたシンプルな技法で、縄文とも云えますが、こよりを何段にも押し付けた事に因り段ごとに僅かな波打ちが生じ、それが器面に実にいい表情をもたらしています(Top画像)。

そして画像では伝わり辛いとは思いますが、この大徳利は非常に焼物としての力強さが際立っています。手取りどっしり、焼成かっちりでありますが、それ以上に品格・チカラがちょっと抜きん出ているんです。
その感じがとても気に入って、実はしばらく自宅に飾って楽しんでいました。

これはまんざら私の独断的な意見でもなさそうで、同業者やお客様が異口同音に「強いね〜」と(笑)。
そういえば私が朝鮮陶磁の師と仰ぐ平本さんが、かつて李朝の強さについて「(残念ながら)日本の焼物は遂にこういう強さは持てなかったねぇ・・」とボソッと仰られていた事を思い出します。

ご存知の通り、今日 李朝の名品はそれに特化して命懸けで取り組まない限り入手する事は難しく、私もとても本格的な品は扱えませんが、視点を変え自由な眼で見ればまだ手軽に楽しめる李朝もあるんだと教えてくれているようです。

ちなみに大名品として名高い静嘉堂文庫や根津の三島芋頭水指は、この手の大徳利の下半分をカットして塗蓋を誂えたものなんだそう。

◆ 李朝初期。径:15cm、高さ:25cm。

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