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松本敏裕展〜画家の目、コレクターの眼〜

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ギャルリーフロレゾン

松本敏裕は芸術家そしてコレクターです。油絵を描いています。中国明末清初の色絵磁器を集めています。
色絵磁器をモチーフにした静物画と集めた色絵磁器を展示します。

 

【松本敏裕】Toshihiro Matsumoto

私の蒐集遍歴と展示

 

平成六年(1994)東京国立博物館で特別展「中国陶磁」が開催された。
同年秋に文部省ヨーロッパ派遣神奈川県団でドイツとポルトガルの研修旅行に参加。ポルトガルシントラのアンティーク店にて五彩小瓶を入手していた。当時、高校生に陶芸指導をしていたので、古美術品に興味が沸き、都心の骨董市で手頃な色絵皿、図録掲載の呉須赤絵等を集めるようになっていた。国立博物館にて紀元前から清朝までの脈々と続くやきものの造形に、気持ちを新たに学びを深めたいと開眼。

 

東京の古美術店を紹介したガイドブックを参考にして、日本で有数の鑑賞美術店の重い扉を押すようになっていった。上野湯島の丸ヱ大野商店にて黒田(現渋谷黒田陶苑店主)さんから絵を描いているならと京都国立博物館「明末清初の五彩磁器 南京赤絵・色絵祥瑞・康煕五彩」図録を頂き、蒐集のバイブルとして歩き回って27年。

 

日本橋、京橋、六本木、南青山の中国鑑賞美術を扱う店にて自分の志向を伝えて扱っている品物を拝見。数年すると南京赤絵に拘る人として店主から認識して頂き、お店を覗くと「今は入っていないよ」と言葉をもらい、時に珍しい図柄の五彩を紹介してもらうようになった。お財布と相談して、長期での支払いを伝えてコツコツと蒐集。現在、図録掲載の30点のうち、同手を16点所蔵している。明末清初の職人が器に同じ柄を何枚描いたのだろう。絵の具をのせる気持ち。素焼きの生地に呉須での染付けする位置が少しずつ異なる。限定された上絵具の置かれる位置が違っている。職人が量産と引き換えにした自身の主張にみえる。

 

五彩蒐集品を一同に展示する機会を探っていたので、京橋にてアートアンティークに興味のある方々へ、明末清初の五彩磁器をモチーフとした油彩画と併せて実物を鑑賞する機会を提供するものである。

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