藤田嗣治「魅せられし河:香りの夢」(1951年 銅版画)

藤田嗣治「魅せられし河:香りの夢」(1951年 銅版画)

チャリティ入札会:藤田嗣治「魅せられし河:香りの夢」(1951年 銅版画) (終了)

挿画本「魅せられし河」は、1951年、フジタの65歳の誕生日を記念して発刊されたものです。
フジタは生涯を通して多くの版画を制作し、当時の版画手法(木版・銅版・リトグラフ)を用いていますが、
なかでも銅版を好んで用いています。
銅版の中のエッチングの技法によって得られるこまやかで繊細な線は、
油彩やデッサンでは表すことのできない版画独自の表現です。
その技術をいかんなく発揮して制作された「魅せられし河」は、パリ市から勲章も与えられました。
多くの版画制作の後にたどりついた版画家フジタの代表作です。

1913年に27歳で初めて訪れて以来多くの時間を過ごしたパリへの思いが溢れたこの作品集は、
シャンゼリゼ通りやエリーゼ宮、市場など当時のパリの街角の風情を伝えています。
作品の中に表現されたセーヌ河を中心とする風景は、
人物、動物(猫)画が作品のほとんどを占める中で貴重なものです。

今回の「魅せられし河:香りの夢」は、手彩が施されたカラー作品で、
夢の中を漂っているかのような魅惑的な表情で眠る女性を描いた、「魅せられし河」の中でも人気の一枚です。


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