店主の小咄 vol.5 | 随想 東仲通り
2023.10.19
【上畝 文吾】 詳細は忘れましたが、以前に観た映画『イブ・サンローラン』(2014年)で時代の寵児となった天才サンローランが、骨董街らしき場所を歩いていると一軒の美術商のウインドウ越しに見えた等身大ほどの如来座像に惹きつけられ、それを衝動買いしてアトリエに飾る。...
2023.10.19
【上畝 文吾】 詳細は忘れましたが、以前に観た映画『イブ・サンローラン』(2014年)で時代の寵児となった天才サンローランが、骨董街らしき場所を歩いていると一軒の美術商のウインドウ越しに見えた等身大ほどの如来座像に惹きつけられ、それを衝動買いしてアトリエに飾る。...
2023.8.22
【ギャラリーこちゅうきょ 伊藤潔史】 電車通勤の車中で読書に勤しむ向きは乗客全体の1割程度かとみるのですが、私はその少数派のひとりを自任しています。片道40分ほどゆえに往復だけでも相当の時間を読書にあてることが出来ます。 新刊書には無料で各書店独自のブックカバ...
2022.4.7
みなさんは、 アート鑑賞は好きだけれど、いまいちわからない。 アートを取り入れた生活に憧れるけど、何を基準にしたらいいのかしら? アートに興味はあるけれど、学ぶきっかけがない・・・ 「アートは好きだけど難しそう!」と思われている方も多いのではないでしょうか? ...
2020.11.5
料理、書、陶芸、刻字看板、篆刻(てんこく:石・木などの印材に字を刻すること)、画、漆芸などの分野で卓越した芸術性を発揮した、稀代の芸術家・北大路魯山人。 魯山人は20歳から40歳頃まで(1903年~1923年頃)東京・京橋にて活動し、その芸術の大きな礎を築きました。京...
2018.3.8
三谷 晴弘 現在「日本画」と呼ばれている絵画の定義は、絹や和紙に岩絵具を使って描かれた絵画をいうのが一般的です。この絵画技法は中国で生まれ、敦煌の壁画などにも使われていて鮮やかな色彩を今に伝えています。その後技法は日本にも伝わり大和絵など通して発展しました...
2015.3.25
好きな物は"竹工芸と甘い物"と言ってはばからない私にとって、日本橋界隈は夢のようなところです。奈良で高野竹の丸竹を用いた見事な花籠やオブジェを制作するスウィーツ好きの竹芸家、谷岡茂雄先生・亜衣子先生ご夫妻にお送りし、喜んでいただいたのは「うさぎやさんのどら...
2015.3.25
三日に上げずおじゃまする桃六さんは明治2年創業、今年で146年目の老舗和菓子屋さんで、店内にはケヤキの一枚板に彫られた堂々たる桃太郎が飾られています。お昼には赤飯弁当、そぼろ弁当、幕の内、ももから弁当などが並び、毎日食べても飽きません。でも、ちょっと行くのが...
2012.4.5
増田圭吾氏 Q)今回どのような美術品についてお話いただけるのでしょうか? A)大津絵というものについてお話しようと思います。自分が一番好きなものですから。 元々大津絵というのは、今の滋賀県の大津市、当時東海道五十三次の中の大津宿(追分)という所で作られていたお土産...