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川瀬 忍 展 -これやこの-「甜玲」

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ギャラリーこちゅうきょ

主催者よりごあいさつ

  

2年ぶりに川瀬忍先生の新作展を主催する好機に恵まれました。

「-これやこの- 甜玲(てんれい)」を主題にした今回の内容は

1. 上下を反転させても古典に準ずる形態を誇る造形作品「天地」。

「玲磁」による造形はより進化して幽玄を内包し放射する作品空間といえましょう。

この作品群は完全な筒形態のため花器としては特製の「落し」を利用します。

2. 霽(ハレ)と褻(ケ)の両イメージで成形された天目形茶碗。

とりわけ後者の作品群は優美な姿かたちのなか柔らかく温和な手取り感と口当たりが特長です。

気張らず親しみやすい天目茶碗といって過言ではありません。

3. 中国明代の=甜白(てんぱく)のイメージを内在させつつ、作家の個性が横溢した白釉による茶碗と盃。今回初めて世に問われます。

入念な研究の成果といえる甜白釉を独自に「甜磁(還元技法)」「甜瓷(酸化技法)」と表現して使い分けられました。

   

玲磁、甜磁の茶碗は貫入(かんにゅう)の有るもの無いものと両様ご制作していただきました。

いずれも品位と風格そして高い美意識が表れたものといえましょう。

  

甜磁をはじめ新たな技法と造形とが進化=深化された作品の精華をぜひご高覧ください。

  

ギャラリーこちゅうきょ

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