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〈安元亮祐新作展「猫の中の街」〉

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不忍画廊

「喜怒哀楽は顔の表情だけではない」
安元亮祐(Yasumoto Ryosuke、1954–)は幼少期の発熱で聴覚を失いますが、美術館で観た松本竣介(1912–1948、13歳で病により聴覚を失う)の作品に感動し、画家を志します。創作内容はペインティング、古材等を使った立体やレリーフ作品、舞台美術、壁画など多岐にわたり、個展やアートフェアを中心に作品を発表してきました。

近年の作品には「猫」が多く登場します。作家自身も猫と生活を共にする中、多くの愛猫家がそうであるように、時折その自由気ままさを羨ましいと思うといいます。今展では2025年の新作を中心に25点余を展示いたします。皆様も是非、ヤスモト・グレーの街に住む猫たちに会いに来てください。

 

安元 亮祐 Yasumoto Ryosuke(1954 – )

1954年、兵庫県姫路市生まれ。幼少期から絵画や工作が得意であったが、3歳頃の高熱が原因で聴覚を失う。大原美術館(倉敷市)によく通い、ピカソ、ブラック、クレー等に憧れる。松本竣介の静謐な油彩風景画に感銘を受け画家への道を志す(松本竣介が同じ “ろう者(音のない世界)” であることは後に知る)。1988年安田火災美術財団奨励賞展・新作賞受賞、1989年セントラル美術館油絵大賞展・佳作受賞、1992年第27回昭和会展・昭和会賞受賞。アクリルペインティングとコラージュを組み合わせた平面や立体作品、和紙に墨で描くドローイングや書、ビビッドな色を使ったガラス絵、舞台美術など多様な媒体で作品を発表する。2014年にパークホテル東京(東京都港区東新橋・汐留メディアタワー)の「アーティスト・イン・ホテル」プロジェクトにて客室壁画「アーティストルーム 十二支(Zodiac)」を完成。

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