2025.4.26
ミュージアムタワー京橋の1階にてダムタイプ作品「WINDOWS」を展示中!

「WINDOWS」 2024年 Dumb Type
京橋彩区の一角、低層階にアーティゾン美術館が入るミュージアムタワー京橋の1階エントランスロビーでは、ヴィジュアル・アート、建築、コンピューター・プログラム、音楽、映像、ダンス、デザインなど多様な分野で活躍するアーティスト集団『Dumb Type(ダムタイプ)』が制作した、「視野の解放」をテーマとするパブリックアートを展示しています。
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世界に偏在しているCCTVカメラの映像を、ネットワークを使って時間と空間を整理してみること、それは、衛星から見る地球の姿とは違った、新しい地球の今の姿を捉えられるのではないだろうか。
頭の中にある、統一感のある地球のイメージと、地表の腹案的な視点で捉えた世界とは、どのような共通点やズレがあるのだろうか。
インターネット上に公開されている世界中のライブカメラ映像をつなげることによって地球が動いていること(夜明けから日暮へと変化していく影や景色)をあらためて認識し、宇宙ステーションや人工衛星のような外部からの視点とは違い、内部からの様々な複眼的視線で地球の変化をとらえた映像によって、見知らぬ場所の日常の光景、それらの離散的な情報の中から様々な欲望、それらのレイヤの変化、ズレが可視化される。
実際には行くことができないその場所を、カメラという「窓」を通して見ることにより、今この地球上に暮らす私たちと世界の人々とのつながりをも感じることができればと考えます。
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テーマの「視野の開放」は、日常と異なる視野や視点への変化がビジネスパーソンの意識改革・行動変容を促すことを狙ったもので、オフィスビルとしてのミュージアムタワー京橋のコンセプトである「WORK with ART」を体現しています。
是非、皆様もミュージアムタワー京橋で、非日常の“アート体験”をしてみて下さい。
【作品関連サイト】
Dumb Type高谷史郎氏インタビュー
https://work-with-art.museumtower-kyobashi.com/activities/03/
世界中のライブカメラとつながる「四角い地球儀」。
太陽の動きや地球の回転を感じとれるように、ライブカメラの映像を緯度・経度順に配置。
インターネット上に公開されている世界各地のライブカメラの映像がベース。
世界中の映像をコンピュータがダウンロードし続けていて、作品は毎日更新される。
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参加アーティスト「Dumb Type(ダムタイプ)」
プロジェクトごとにメンバーが変化する緩やかなコラボレーションを通じて、現代社会におけるさまざまな問題への言及をはらむ作品を制作。美術、演劇、ダンスといった既成のジャンルにとらわれない多くの作品が世界中で上演されている。第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示選出アーティスト(2022年)。
DUMB TYPE|WINDOWS
展示場所 ミュージアムタワー京橋1Fオフィスエントランス・ロビー
東京都中央区京橋1-7-2
展示期間 2024年11月1日 - 2025年6月30日(延長する場合があります)
展示時間 10:00-19:00 入場無料
主催 株式会社永坂産業
問合せ先 contact@nagasakacorp.co.jp
写真撮影 益永研司/Kenji MASUNAGA