2026.2.7
過去から現在へ、日本橋・京橋の小路を歩いて巡るアートフェア
『東京アートアンティーク2026』4/23(木)~25(土)開催決定
直木賞作家 澤⽥瞳⼦さんのトークイベントも決定
1998年に「日本橋・京橋美術骨董まつり」として産声を上げ、街とともに歩んできた『東京アートアンティーク(英名:Tokyo Art & Antiques)』が、2026年4月23日(木)から25日(土)まで、日本橋・京橋を舞台に開催されます。16回目を迎える今回は、「街」「アート」「歴史・文化」を軸に、約80店舗の画廊・美術店が参加し、この土地だからこそ味わえる美術との出会いを提案します。また今年は、路地裏に目を向け、『おすすめ路地裏3ルート』など街の奥行きとともに楽しむ新たなアート体験もご用意しています。さらに期間中には、歴史上の人物や出来事に焦点を当てた著作でも知られる直木賞作家・澤田瞳子さんによるトークイベントや、チャリティ入札会なども開催します。時間を重ねてきた街の中で、美の記憶を辿る3日間です。
■「東京アートアンティーク2026」テーマは
“こだわり人こそ巡ってほしい、歴史と文化が息づくアートの街”
東京アートアンティーク2026のテーマは、「こだわり人こそ巡ってほしい、歴史と文化が息づくアートの街」。日本橋・京橋は、商いと暮らしの中で美意識が磨かれてきた、東京でも稀有な街です。本フェアでは、街に点在するギャラリーや古美術店を巡り、建築や路地、空間の佇まいとともに、美に触れる時間そのものを大切にしています。時を重ねた街並みの中で作品と出会うことで、その魅力はより立体的に立ち上がります。歩き、眺め、感じる——日本橋・京橋を歩きながら、自分の感覚で選び、味わう、大人のためのアート体験を提案します。
| 名称 : | 東京アートアンティーク2026 ~日本橋・京橋美術まつり~ |
| 開催日程 : | 2026年4月23日(木)~25日(土) 各店舗の営業時間に準ずる |
| エリア : | 東京都中央区 京橋・日本橋を中心とした地域 |
| 参加美術店・画廊: | 86軒+1団体(※昨年実績)随時発表 |
| 主催・運営 : | 東京アートアンティーク 実行委員会 |
| 公式ウェブサイト: | https://www.tokyoartantiques.com/ |
| SNS : | https://www.instagram.com/tokyoartantiques/ |
| 注目プログラム : | ●直木賞作家・澤田瞳子さん講演(仮題) ●花人、横川志歩さんによる花いけプレゼンテーション ●チャリティ入札会 ※他、随時発表 |
■Tokyo Art & Antiques2026 見どころ
本年は、日本橋・京橋ならではの街並みとともに、美を味わう楽しみとして、「路地裏」に着目した3つルート【建築3選】【文化人3選】【レトロ3選】をご用意。表通りの魅力とは異なる視点から街を歩き、空間と作品が響き合う魅力に触れていただけます。初めての方にも愛好家にもひらかれた、都心で味わえるTokyo Art & Antiquesならではの路地裏から見る特別なアート体験を提案します。
●おすすめ路地裏3ルート
①【建築3選】
国登録有形文化財の繭山龍泉堂と壺中居、いずれも東畑謙三の設計。1960年と1973年、時代の異なる仕事を歩いて比較できるのはこの街ならでは。京橋のランドマーク・明治屋とあわせ、建築から日本橋・京橋の美意識を読み解くルートです。
・繭山龍泉堂店舗(国登録有形文化財(建造物) 設計:東畑謙三 1960年竣工)
・明治屋(中央区指定有形文化財 設計:曾禰達蔵 1933年竣工)
・壺中居 (設計:東畑謙三 1973年竣工)
②【文化人3選】
魯山人が拠点を構え、広重が晩年を過ごし、岡本太郎へとつながる系譜が残る日本橋・京橋。食、浮世絵、書から現代美術へ。文化人たちの足跡を辿りながら、この街が育んできた美の連なりを感じるルートです。
・北大路魯山人(文化人、美食家、書家、陶芸家など)
・歌川広重(浮世絵師)
・岡本可亭(書家、岡本太郎の祖父)
③【レトロ3選】
創業三百年超の老舗から、路地裏にひっそり佇む骨董店まで。日本橋・京橋には、思わず寄り道したくなるレトロな風景が残っています。宝探し気分で小路を巡り、古伊万里など暮らしに取り入れたい器と出会う、街歩きが楽しくなるルートです。
・海老屋美術店(1673年創業、日本橋屈指の老舗)
・去来、木雞、メゾンドネコの小路(宝探し気分で巡る、骨董の小路)
・前坂晴天堂(江戸時代の古伊万里を、暮らしに)
■参加ギャラリー(一部)
毎年80店舗以上の画廊が参加予定です。順次公開します。

繭山龍泉堂 MAYUYAMA & CO.,LTD
東京都中央区京橋2-5-9
創業120年の東洋古美術商。20世紀初頭の清朝末期の動乱期より中国陶磁器を主に取り扱っている、日本における「鑑賞美術」の草分け。日本国内はもとより、世界各国の美術館をはじめロックフェラー3世やスウェーデン国王などとの取引があったことで知られる。国内に100年以上の歴史によって築き上げられた信用と眼は、 現在でも変わりなく社員全員に受け継がれ、 東洋古美術の老舗として揺るぎない地位のもと、多くの愛好家の方々から厚い信頼を得ている。1960年に竣工した現在の店舗は国登録有形文化財であり、美術の街京橋を彩っている。
魯卿あん(しぶや黒⽥陶苑 京橋店) Rokeian (Shibuya Kurodatoen)東京都中央区京橋2-9-9
大正8年、北大路魯山人は自らの眼で選び蒐めた古美術の店「大雅堂」を京橋に開店。その2年後には後に語り継がれる「美食倶楽部」を立ち上げ、平成25年、その跡地にしぶや黒田陶苑の京橋店「魯卿あん」として誕生。篆刻、書、絵画、陶芸、漆芸などの様々な分野で作品を残し、大藝術家として知られ、「温故知新」と「自然美礼賛」をモットーとされた魯山人先生。店を構えたこの場所でかつての面影を感じながら、人々を魅了させてやまない作品の数々が展示されている。

小山登美夫ギャラリー 京橋 Tomio Koyama Gallery Kyobashi
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F
1996年江東区佐賀町に開廊。現在六本木と天王洲を拠点とし、2024年11月には京橋に新スペースをオープン。開廊当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本における現代アートの基盤となる潮流を創出する。現在は菅木志雄、杉戸洋、蜷川実花、リチャード・タトルなどのアーティストに加え、陶芸アーティストも紹介。国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品を紹介し、独自の視点で現代アートマーケットの更なる充実と拡大を目指している。

壺中居 KOCHUKYO CO.,LTD
東京都中央区日本橋3-8-5
大正13年(1924)創業。創業以来、観賞美術としての古美術品を専門に扱い、現在に至るまでその価値を伝え続けてきた。中国・韓国・日本の東洋古美術を中心に、古陶磁器や絵画、金石などを幅広く取り扱っており、店名は中国・後漢の故事「壺中の天」に由来。壺の中に広がる俗世を離れた別天地のように、都会の喧噪を忘れ、静かに古美術と向き合える場所でありたい。壺中居は、美術を愛する方々にとって心を解き放つ一服の清涼となる空間を目指している。

加島美術 KASHIMA ARTS
東京都中央区京橋3-3-2
加島美術は、美術商に不可欠とされる「真美眼」と「審美眼」を礎に、日本美術の価値を見極め、その普及と発展に取り組んでいるギャラリー。主に中世から近代に至る日本の絵画や書を中心に取り扱い、国内外の愛好者及び美術館・博物館へ紹介している。1階展示スペースでは、モダンな内装の現代的な空間で新たな日本美術の楽しみ方を提案。一方、2階には本格的な茶室を備え、和の空間における作品の佇まいや美意識を味わうことができる。選りすぐりの優品を紹介する企画展を通じて、優れた作家や作品の再評価を促進するとともに、日本美術の魅力を広く伝えている。さらに、日本美術オークション「美術品入札会 廻 -MEGURU-」を主催し、アートマーケットの活性化にも寄与している。
■注目プログラム
Tokyo Art & Antiques2026では、美術の魅力をより多くの方に感じていただけるよう、多彩なプログラムをご用意しております。

●直木賞作家・澤⽥瞳⼦さん講演(仮題)
日時:4月24日(金)18:30~
場所:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO Room401
澤田さんは、1900年代前半に活躍した古美術商であり蒐集家の廣田不孤斎と西山南天子を主人公に据えた物語『暁を踏む馬』を、産経新聞朝刊にて約9か月にわたり連載されました。本作は、京橋・日本橋に深い縁を持ち、古美術店「壺中居」を創業した実在の人物を軸に、日本における鑑賞美術の成立と広がりを描いた物語です。
トークイベントでは、澤田さんが古美術商という存在に関心を寄せた背景や、執筆のために実際に訪れた古美術店、美術商との交流から得たエピソードを交えながら、作品世界の奥行きを紐解きます。さらに、時代を超えて受け継がれてきた美術品と、私たちはどのように向き合い、愉しんできたのか。その視点や感覚についても語っていただく予定です。物語と現実の美術街が重なり合うこの場所ならではの時間を、ぜひ体感してください。(申込方法は後日発表)
澤田瞳子
京都生まれ。2010年に古代日本、奈良時代の動乱の若者群像を描いた『孤鷹の天』でデビュー。2016年の『若冲』では第9回親鸞賞受賞。2021年、『星落ちて、なお』で河鍋暁斎の娘暁翠の生涯を描き、第165回直木賞を受賞。最新刊は、江戸時代の小藩を舞台に仇討ち旅を続ける侍の葛藤を描いた『春かずら』(1/28発売 幻冬舎)

●花人、横川志歩さんによる花いけプレゼンテーション
フェア期間中、古美術のコレクターとしても知られる花人・横川志歩さんによる挿花をお楽しみいただけます。
古美術店が所蔵する花器に、春から初夏へと移ろう野の花を添え、器と花が響き合うひとときを演出します。横川さんの花はいずれも、「なげいれ」と呼ばれる手法によるもの。自然の草花が本来持つ姿を生かし、まるで山野の景色をそのまま切り取ってきたかのような佇まいが特徴です。古美術や工芸への深い理解を背景に、花器の時代性や造形美を引き立てる構成が生まれます。
本プログラムでは、約5店舗を巡り花をいけ、3日間にわたり来場者に公開します。古美術を愛する横川志歩さんならではの視点で生まれる、花と古美術の静かな対話をぜひお楽しみください。(開催店舗は後日発表)
横川志歩 Shiho Yokokawa
2006年より花人·川瀬敏郎先生に師事。「なげいれ」の花を学び始め、現在に至る。各種イベント、古美術店や有名料理店、アパレルブランドでの定期的ないけこみ、企業研修を担当している他、都内・市ヶ谷など各地で教室を主宰。インスタグラム:@shiho_yokokokawa
●チャリティ入札会2026
Tokyo Art & Antiquesでは、フェアの恒例企画として「チャリティ入札会」を2026年も開催します。美術品のオークションをより身近に体験していただくこと、そして文化を楽しむことが社会貢献につながる場をつくることを目的としたプログラムです。
入札会は、初めての方でも気軽に参加できる仕組みが特徴で、各店舗が出品する美術品や工芸品に対し、希望する落札金額を記入して投函する形式で行われ、会期終了後に各ギャラリーが開封し、最高落札者へ連絡します。開始価格を抑えた設定も多く、毎年「挑戦しやすい」と好評を得ています。落札金額の一部は、参加店舗が選ぶ慈善団体へ寄付されます。過去には国境なき医師団やウクライナ支援など、多様な支援先へ寄付が行われてきました。
詳細は後日発表予定です。いつもとは少し違う緊張感と高揚感を味わいながら、アートと社会をつなぐ体験をぜひお楽しみください。(開催店舗・作品は後日発表)
<参考:2025年のチャリティ入札会>https://www.tokyoartantiques.com/event/taa-2025-charity-auction/
過去の出品例(一部)
■主催者挨拶
―美術界のHidden Gem―
東京都中央区の京橋を中心としたエリアは、古美術・工芸・日本画・近代絵画・彫刻・版画など約150の専門店が多岐にわたり集積する、世界でも有数の個性豊かな「アート密集地」です。老舗の古美術店やギャラリーが立ち並ぶ、多くの美術関係者や著名人に親しまれてきた、まさに“美術界のHidden Gem”とも言える街並みが今も息づいています。近年でも現代アートや北欧家具、アンティークウォッチといった分野も加わり、時代とともに多様性を深めながら進化を続けています。

このエリアで年に一度開催される「東京アートアンティーク」は、東京駅から徒歩10分の場所で、路地裏の街歩きとアートフェアを同時に楽しめる催しはこのイベントしかありません。通常期は「入りにくい!敷居が高い!」と言われる美術店たちが、新規の方々にもこの街へ親しみ美術の楽しみ方を知ってもらえる機会を作る目的で1998年に始まり、形を変えながら継続しています。期間中には様々な企画展を多くの店舗で実施や、有識者をゲストにお呼びしたトークイベントなども開催されるため、とてもオープンな雰囲気となります。参加店舗のエリアマップも毎年制作しており、初めての方でも地図を片手に色々な店舗や史跡を巡っていただけます。
再開発が進む東京で、ひっそりと隠れた宝石のような美術街がここには遺されています。東京アートアンティークというイベントをきっかけに、この街をお気に入りのギャラリーや美術品との良き出会いの場としていただければ幸いです。
東京アートアンティーク実行委員会 近藤雄紀(繭山龍泉堂)
■今後の情報発信について
参加画廊情報・企画・プログラム内容は、順次、公式サイト・SNS等で発表予定です。
<過去の参考資料>
2025年度パンフレットダウンロード: https://www.tokyoartantiques.com/downloads/
展覧会・イベント一覧 : https://www.tokyoartantiques.com/event/exhibitions/
【東京アートアンティークとは】
Tokyo Art & Antiquesは、日本橋・京橋エリアを舞台に、骨董・古美術を軸としながら、多様な美の表現に出会える街歩き型のアートフェアです。街に点在するギャラリーや古美術店そのものを会場とし、来場者は路地や建物を巡りながら、作品や空間、店主との対話を楽しむことができます。1998年の誕生以来、この街が培ってきた美意識を背景に、都市とともに続いてきた、美術店が密集する日本橋京橋エリアならではのアートフェアです。
プレスリリース素材のダウンロード:https://www.artpr.jp/prs/tokyoartantiques2026
