2022.3.11

「東京 アート アンティーク2022」詳細決定
北大路魯山人、キース・ヘリングなど
地元企業も応援する芸術文化の街を楽しむ

老舗の古美術店や画廊が多く点在する京橋地区の東仲通り(通称:骨董通り)

老舗の古美術店や画廊が多く点在する京橋地区の東仲通り(通称:骨董通り)

東京 アート アンティーク 実行委員会は、「東京 アート アンティーク 2022 ~日本橋・京橋美術まつり~(以下、東京 アート アンティーク)」を2022年4月28日(木)から4月30日(土)の3日間開催いたします。詳細が決定しましたのでご案内申し上げます。

 
「東京 アート アンティーク」は、「日本橋・京橋美術骨董まつり」として1998年に始まり、年に1回から2回開催してまいりました。2010年に名称を「東京 アート アンティーク」と改めてから、今回で12回目を迎えることとなり、83軒の美術店・画廊の参加が決まりました(3月1日時点)。

 
東京都中央区の日本橋・京橋エリアは、戦後から古美術・工芸・日本画・近代絵画・彫刻・版画など約150の専門店が多岐にわたり集積しています。これほど美術店が密集する地域は世界でも少なく、昭和の文豪や著名人が通い、芸術家との縁も深い歴史あるアート密集地です。

 
再開発が進む日本橋・京橋エリアですが、 地元企業も「アートと文化の街」として価値を見出し、芸術文化を中心とした取り組みが年々増え続けています。


その例として、戸田建設や東京建物のイベントがあります。

戸田建設は、アーティゾン美術館のあるミュージアムタワー京橋とともに「芸術文化の拠点形成」を目指す開発事業を進めており、京橋の歴史を芸術の観点から掘り起こす作業として「骨董通りマップ」の制作に取り組みました(参考資料1)。東京 アート アンティークとも美術店と企業を人ベースでつなげる橋渡しを担うことで新たな関係が生まれ、京橋の美術商が関わる新たなアーティスト支援プロジェクト「KYOBASHI ART WALL」(参考資料2)や京橋彩区が主催する「芸術文化講座」(参考資料3)への登壇者紹介などにも繋がることとなりました。

 

東京建物は、東京スクエアガーデン等で行うフラワーイベント「Meet with Flowers」(2022 年3 月18 日(金)〜4 月10 日(日))の中で、花と緑のパブリックアートの展示や、「花」に因んだ地元の美術商の展覧会を紹介することで街全体への送客による活性化を目指しています(参考資料4)。このような取り組みに東京 アート アンティークでは、企業と美術店の間に繋がりをもたらし、オフィスワーカーがアートに触れる機会を作り出すArt in Tokyo YNKプロジェクトにもつながっています(参考資料5)。


また、地元ラジオ局「中央エフエム ラジオシティ」は、ギャラリーや作家の出演を通じて地元美術商ならではの生の声を届ける場を増枠して提供するなど、東京アートアンティークは、地元企業やメディアと協力しながら、日本橋・京橋でより多くの方にアートに親しんでいただけるよう努めております。(参考資料6

 
日本橋・京橋がアーティストの新たな挑戦の場となり新しい風が吹き込まれることで、銀座とは異なった「アートと文化の街」として新旧が共存する活気ある街が生まれます。

 
東京 アート アンティークはその原点として、日本橋・京橋の歴史とアートを気軽に楽しんでもらい、一級品に直に触れて自然と感性を磨くことができる機会となります。

 

 
【開催概要】

名称      : 東京 アート アンティーク 2022 ~日本橋・京橋美術まつり~

開催日程    : 2022年4月28日(木)~30日(土) 各店舗の営業時間に準ずる

エリア     : 東京都中央区 京橋・日本橋を中心とした地域

美術店・画廊  : 83軒(2022年3月1日現在)

主催・運営   : 東京 アート アンティーク 実行委員会

公式ウェブサイト: https://www.tokyoartantiques.com/

Facebook    : https://www.facebook.com/Tokyo.A.A

Instagram    :https://www.instagram.com/tokyoartantiques/

協賛(五十音順):一般社団法人 京橋彩区エリアマネジメント

         京橋エドグラン管理組合

         中央エフエム ラジオシティ

         東京建物株式会社

         戸田建設株式会社


*参加店舗は、消毒、換気を行い、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策につとめております。

*来場者が混み合うことが予想される展覧会では、入場制限を設ける場合がございます。

*新型コロナウィルスの感染拡大状況により緊急事態が発令され、国・都の要請により店舗を閉めざるを得ない状況となった場合はイベントを中止といたします。

 
<参考資料>

参考資料1:中央区観光協会特派員ブログ「これは便利!京橋・日本橋「骨董通りマップ」にて制作の裏話を読めます:https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=2342
「骨董通りマップ」PDFダウンロード:https://www.toda.co.jp/pickups/pdf/kotto_map.pdf

参考資料2: 新進アーティストを支援する現代アート作品の公募企画「KYOBASHI ART WALL―ここから未来をはじめよう」始動!:https://www.toda.co.jp/news/2021/20211101_002980.html
参考資料3: 芸術文化講座 | 京橋彩区
参考資料4: 花の無料配布で花き生産者支援、花に親しむきっかけを。「Meet with Flowers~咲かせよう、サステナブルライフ」開催のお知らせ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000052843.html
フライヤーPDF:https://www.tokyoartantiques.com/user/uploads/220224_mwf_a3_kannon.pdf

参考資料5:Art in Tokyo YNK https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000052843.html
参考資料6:中央エフエム ラジオシティ出演日程:4月20日、22日、27日(Hello! Radio City 12:00〜13:00)http://fm840.jp/index.html
視聴方法:https://www.tokyoartantiques.com/how-listen-chuo-fm/

 

【主な展覧会】

展覧会一覧:https://www.tokyoartantiques.com/event-list/


■オンライン展覧会
4月28日(木)- 5月31日(火)

来店不要のオンライン展覧会を期間限定でウェブサイト上で開催します。より多くの方にアートを楽しんでいただき、人生を豊かに送る一助とるよう勤めてまいります。

 

 
■茶の美 茶道具展
茶の美

会場:ギャラリーくぼた

4月27日(水) - 30日(土)

「茶の美」は、茶道具商が運営する茶の湯情報サイト。サイトでは、茶道具のオンライン販売は勿論、茶の湯に関わる役立つ情報を発信しています。この度、ネットを飛び出して「茶の美」に参加するお店で合同展を開催することになりました。「茶の美」としては、オンライン展以外でのリアル開催は初の試みとなります。京橋にルーツがあるお店やご縁のあるお店もあり、この度「東京 アート アンティーク」に参加することになりました。各店が力を入れて蒐集してきた茶道具を一堂に集め展示いたします。https://cha-no-bi.com

  

 

■宋磁
繭山龍泉堂

4月28日(木) - 30日(土)

「宋磁」は日本人にとって最も人気のある中国陶磁のジャンルです。単色の釉薬にシンプルかつ洗練された造形のものが多く、普遍性があるため、宋時代以降の明や清においても高く評価されてきました。また、磁州窯系の作品の中には、宋磁としては珍しい絵付けが施された作品もあり、モノクロームの世界に華を添えています。

会期中、お越しいただくことができない方のために、「MAYUYAMA ONLINE GALLERY」で全ての展示作品を閲覧できるようにいたします。

  

 
■『これも「絵」です』展 ~フォンタナ、K・へリング...他~
戸村美術/ギャラリー戸村

​​4月28日(木) - 30日(土)

近年、注目されている抽象画やポップアートを紹介します。フォンタナやエルスワース・ケリー、スーラージュ、キース・へリングを予定。

  
■コプト裂展II
古美術 川﨑

4月27日(水) - 30日(日)

コプトとはキリスト教徒化したエジプトの人々を表す言葉です。3世紀〜12世紀の間、中でもコプト裂と呼ばれる織物は人物や動植物など多岐に渡り、海外でも人気があります。

4年前に好評頂きましたコプト裂展から新たに蒐集を続け、コプト裂を100点以上あつめました。額装された物から裂の残欠まで。残欠はその場で額装の提案もさせて頂きます。迫力のある物から可愛らしいものまで。

  

 

■2人展 〜面と線の波動〜 オガワミチとおくやまのりこ
並樹画廊

4月27日(水) - 5月2日(月)

面と線は、私たちのお互いの個性を表しています。そんな、ふたりの作品の響きあいを『波動』という言葉に託しました。日々、気になったことや感じたこと、何気ない日常を、ひとつひとつ、油彩やドローイング、蜜蝋画などで描いています。今回は、波動をイメージする、青を使った作品を多く展示します。

  

■青磁展
大熊美術

​​4月28日(木) - 30日(土)

大熊美術3周年記念展として青磁展を開催いたします。龍泉窯、耀州窯、鈞窯、越窯、高麗青磁などを展示即売し、龍泉窯の陶片も販売いたします。また汝窯の陶片なども展示いたします。

 

 

  

  

 
■魯山人と古美術
魯卿あん(しぶや黒田陶苑 京橋店)

​​4月18日(月) - 5月5日(木) 4月30日(土)

没後60年以上経ちながら、未だ多くの人を魅了してやまない北大路魯山人。その芸術活動は、陶芸、漆芸、篆刻、書画、絵画と多彩であり、生涯残された作品は30万点とも言われています。しぶや黒田陶苑では、そうした膨大な魯山人先生の作品の中から、逸品を選び皆様にご紹介しております。京橋店である『魯卿あん』は、かつて魯山人が店主であった『大雅堂藝術店』、『美食倶楽部』の跡地でもあります。

 

 

■樂のすべてが揃う即売会
下井美術

4月1日(金) - 6月30日(木)

樂茶碗は桃山時代、千利休に指導された樂家初代長次郎によって作り始められました。歴代が手探りの技法を継承しつつも、独自の意匠、釉薬を研究開発し、当代の16代樂吉左衛門に至るまで、400年以上の長期にわたり私達を魅了し続けております。初代長次郎から歴代の黒・赤名碗と軸、棗、茶入等の茶道具が一堂に揃います。

 

 
■松本敏裕展〜画家の目、コレクターの眼〜
ギャルリーフロレゾン 

4月25日(月) - 30日(土)

松本敏裕は芸術家そしてコレクターです。油絵を描いています。中国明末清初の色絵磁器を集めています。

色絵磁器をモチーフにした静物画と集めた色絵磁器を展示します。

  

 
■古美術のススメ Wonder of Antiques
井上オリエンタルアート 日本橋

4月28日(木) - 5月19日(木)

「わかりやすくて、うつくしい」手頃な価格から名品まで。無邪気に美術と戯れよう!

ご来場者さまには、展覧会図録を無料配布いたしております。ミニ年表(中国、日本、韓国)のオマケ付!

 

 

 

■春の花 下照るをとめ
かわうそ画廊

4月28日(木) - 30日(土)

大伴家持の和歌「春の苑 紅にほふ桃の花 下照る道に出で立つをとめ」をテーマに花と乙女の作品たちをご紹介いたします。

3月に画集「楽園の美女たち Paradise Garden 」が出版され、人気作家の久下じゅんこ、樋口ひろ子、鈴木那奈に加えて新鋭・辻信之らの花々と乙女たちを絵画でお楽しみいただければ幸いです。

約20点を展観いたします。

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